消防士の給料って実際どれくらいなの?
サイトには基本給しか載っていないけど、
本当はいくらもらえるの?
その疑問に現役消防士がお答えします!!
まず、知っておいて欲しいことが
以下の4点です!
- 地方公務員のため自治体によって給料は
違う(家賃補助等も一定ではない) - 基本給と手当等を含んだものが給料(年収)になる
- 公務員のため年齢によって給料が大きく変わる(階級による変動もある)
- 給料に対して◯%の地域手当がある。
「東京消防庁」 20%
「政令指定都市」 10〜18%程度
「中核市」 3〜10%程度
(無い地域もあり)
これらを抑えた上で
「東京消防庁」「政令指定都市」
「中核市」「地方消防」
この4つに分けて解説していきます!
年齢別年収
年齢別の大まかな目安です。
20代 | 350万〜550万 |
30代 | 450万〜900万 |
40代 | 〜約1000万 |
50代 | 〜??? |
*ボーナスは年2回満額支給とする。
こちらがおおよその概算となります。
20代にそこまでの開きはありません。
30代になると、自治体、救急隊か否か、階級等さまざまな要因に左右されます。
40代にもなるとその差は顕著となります。
50代では管理職等、給与体系が変わる為??とさせていただきました。
噂では政令指定都市の消防長で年収1200〜1400万らしいね・・・
東京消防庁
まずは王者の東京消防庁です。
言わずもがな、どこよりも給料の面では良いと言えるでしょう。
手当も厚く地域手当も20%と高く設定されています。
火災の出動手当700〜900円とまずまずと言えるでしょう。
火災は滅多に起こるものじゃ無いから・・・
気になる基本給は・・・
大卒(Ⅰ類) | 269,500円 |
高卒・専門卒(Ⅲ類) | 232,000円 |
さすが王者ですね・・・
さらに現場の手当やその他の福利厚生を合わせれば30万円以上となるでしょう。
さらに救急隊などであれば1日に10件以上の救急現場、深夜の出動手当など非常に多くつくため、知人から聞いた話だと
30代で年収1000万も
夢じゃ無いようです。
ただし!!!
あくまでこれは額面であり
手取りとなれば所得税や社会保険料が引かれる上に、年収が高い分高額となりますのでそこは注意が必要です。
それでもやはり給料だけで決めるのであれば
東京消防庁1択でしょうね。
政令指定都市
政令指定都市では自治体によって給料の変動が出てきます。
今回は「横浜市消防局」「大阪市消防局」
「静岡市消防局」を見てみましょう!
横浜市消防局(大卒) | 223,000円 |
大阪市消防局(大卒) | 228,404円 |
静岡市消防局(大卒) | 214,968円 |
いかがでしょうか?
多いか少ないかで意見は分かれそうですね。
ただしこちらも手当を含み
手取りでは22〜27万円といったところでしょうか。
公務員は家賃補助が2〜3万円ほど出る場合が多いです。そのため実家暮らしか、賃貸か、持ち家かなどの条件によっても変動がありますね。
中核市
中核市に関しては政令指定都市以上の変動があります。中には政令指定都市より給料が多い
自治体も・・・
今回は給料が良いと言われている
「豊田市」と
同じく愛知県の
「豊橋市」で比較してみます。
豊田市(大卒) | 241,976円 |
豊橋市(大卒) | 204,455円 |
いかがでしょうか。
同じ愛知県でもかなり違いが出ていますね。
ただし、手当の中身に関しては中に入った人しか分からない部分があるので実際に勤務されている方の話を聞く必要があります。
地方消防・その他
こちらもピンキリではあります。
ここでは載せきれないためご自身で調べてみてください。
今回は管轄人口3万人程度の茨城県
「茨城町消防本部」
管轄人口10万人程度の神奈川県
「伊勢原市消防本部」
を挙げさせていただきます。
茨城町消防本部(大卒) | 203,200円 |
伊勢原市消防本部(大卒) | 233,640円 |
思っていたよりもあるかも?!
と思われたかも知れません。
ただし、財源が危ない地域なんかは福利厚生が手厚く無い事があったりするのでしっかりと精査する必要がありそうですね。
まとめ
受験する自治体を決める上で注意して欲しいのは
「初任給に惑わされ過ぎない」
ということです!
なぜなら、手当や福利厚生に関しては自治体による部分が大きいからです。
そして、給料に関係なく自分の生まれ育った街を守りたいという思いが強く地元の消防を受けなおす方が非常に多いからです。
ご自身の受験される地域を今一度調べ直し
後悔のないよう選んでください!!
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